プリンス・エドワード島
赤毛のアンの舞台となった緑屋根の家 Anne of Green Gables は、州都シャーロットタウンから車で約30分のキャベンディッシュにあります。私もレンタカーを手配して目的地までドライブし、アンの家や作家モンゴメリの墓その周辺を散策して廻りました。この一帯ののどかな風景に暫らく浸っていると作者のモンゴメリは女性としての感性を存分に輝かせて、細やかで優しさも一杯詰まった作品として赤毛のアンを仕上げたであろうことは容易に想像できました。それほどこの島のアンの家周辺の景観や雰囲気、なだらかな起伏の続く土地の形状や穏やかな気候と物静かなたたずまいは、小説「赤毛のアン」の中に自然と滲み出ているようで読んでいてもそれを行間から感じるような気がします。
○翌日は、シャーロットタウンの劇場で「赤毛のアン」の舞台劇を見ました。小説にもありましたが、アンが子供のころ男友達に、 Anne is short-tempered とからかわれ、「なぜ人をいじめるの」「変わっていることがいけないの」と食って掛かった場面は、アンが気丈夫な女の子で、かつ、想像力豊かで、正義感が強く、お喋り好きな子であったことを物語る一つのエピソードでしょう。
○島内をドライブしていると海沿いのレストランではあちこちにロブスター料理の看板を出しているのが目に入ります。そうです。プリンス・エドワード島はロブスターで有名なところでした。お店の裏の海側には船着き場があって漁師の船が出入りしていることやロブスターを取る漁具が日干しされている様子からロブスターを直営販売しているというのも納得がいきます。そんなこんなで、昼食時間と午後のおやつの時刻に、また夕食にも地元のロブスター料理を心行くまで堪能することとしました。私は1ポンド半くらいの大きさのロブスターが好物で、1ポンドでは少々物足りなく、2ポンド越えの大きさでは少々持て余し気味でした。
因みに、テキサス・ティーボーン・ステーキを注文する時でしたら1ポンドくらいのものを頼みます。2ポンドでは多すぎて食べきれませんし、オンス単位のミニサイズをオーダーしようとすると、お店のお兄さんから、それはキッズメニューだと言われてしまったことがありました。
○私の好きなロブスターの料理
生きたままのロブスターを沸騰したお湯に20秒弱サッと入れただけでおしまい。あとはお好みの調味料、お醤油味か、マヨネーズか、ケチャップかで戴いてます。色は透き通ってお刺身のように身もぷりぷりしていて最高の絶品です。



